SONY FE 20mm F1.8 G で星空を撮る

-2020年3月 揖斐谷-(3/22画像追加)

---- 後日コメントを追加の予定 ----





ISO1000、f1.8、10秒、長秒時ノイズリダクションoff、高感度ノイズリダクションoff、PRO1Dプロソフトン(A)。
α7M3+FE 20mm F1.8 G。
後処理としてダーク減算。
2020年3月21日19時26分撮影。







ISO800、f1.8、30秒×8枚、長秒時ノイズリダクションoff、高感度ノイズリダクションoff、赤道儀使用。
α7M3+FE 20mm F1.8 G。
後処理としてダーク減算、加算平均コンポジット処理。
2020年3月16日21時42分撮影。







ISO800、f1.8、30秒×8枚、長秒時ノイズリダクションoff、高感度ノイズリダクションoff、PRO1Dプロソフトン(A)、赤道儀使用。
α7M3+FE 20mm F1.8 G。
後処理としてダーク減算、加算平均コンポジット処理。
2020年3月16日21時49分撮影。







ISO1000、f2、30秒×8枚、長秒時ノイズリダクションoff、高感度ノイズリダクションoff、赤道儀使用。
α7M3+FE 20mm F1.8 G。
後処理としてダーク減算、加算平均コンポジット処理。
2020年3月16日22時05分撮影。







ISO1000、f2、30秒×8枚、長秒時ノイズリダクションoff、高感度ノイズリダクションoff、PRO1Dプロソフトン(A)、赤道儀使用。
α7M3+FE 20mm F1.8 G。
後処理としてダーク減算、加算平均コンポジット処理。
2020年3月16日21時55分撮影。











2020年3月13日、SONYからフルサイズ20mmEマウント超広角単焦点レンズが登場した。
373グラムと軽量コンパクト。星空撮影の標準レンズと言える高画質かつ軽量なFE 24mm F1.4 GMが445グラムだから、それと比べても圧倒的な軽量さが際立つ。フィルター径は67mmと FE 24mm F1.4 GM と同じで、フィルターが共用できる。

さて、本レンズは星野撮影で使えるのだろうか。
幸い発売日に手にすることができたので、夜を待ってテストに持ち出した。
春特有のよどんだ空気ではあるが、夕方前からほぼ快晴。これならば撮れるかもしれない、と薄明が終わるのを待った。
この日の天文薄明は19時24分。あと少し、と赤道儀をセットして待っている間に見る見る雲が広がってきた。
まだ薄明は残るが、星が隠れてしまえばどうしようもないので、ともかくシャッターを切った。薄明+押し寄せる雲+街明かりのトリプル害の中で、悲しいことに撮れたのはこれ1枚。

「全体画像」と「左上の等倍切り出し」「右上の等倍切り出し」「中央右の等倍切り出し(オリオン座)」の各画像を下に掲げた。
四隅の等倍切り出し画像を見て欲しい。サジタルコマ収差が出やすいシーンでも収差は皆無だ。
1等星のような明るい星が四隅にある場合はどうかなど、詳細な検討は次の機会に譲りたい。

たった1枚だが、じつに素晴らしい描写のひと言につきる。予想したとおり、Eマウント星野撮影で必携のレンズが登場した。
先の24mmGMもそうだが、SONYのEマウント広角、超広角レンズは実にいいレンズが揃っている。星空撮影標準レンズなら24mmGM、星野撮影用レンズなら20mmG。これでもうオススメレンズに迷うことはない。

それにしても、大変なレンズが誕生したものだ。

2020年3月13日19時16分撮影。
ISO1600、f1.8開放、8秒、ノイズリダクションはすべてoff、1枚画像、赤道儀使用。
α7M3 + FE 20mm F1.8 G。
後処理としてダーク減算。



左上(プレセベ星団)





右上





中央右(オリオン座)