20170827 晩夏・星景剱岳

−北アルプス後立山連峰唐松岳にて−




【撮影機材】  α7RM2 + FE 16-35mm F2.8 GM。

【撮影データ】 2017年8月27日20時51分撮影。
          16mm、ISO1600、f/2.8開放、30秒露光、赤道儀で追尾撮影。



 剱岳の右上に上弦の月が雲に隠れている。月明かりを遮ってくれたおかげで、夏の銀河が現れた。山稜の向こうに見えるのは金沢の街明かり。

 明日8月28日は今年の旧暦の七夕。江戸時代までは、西に沈もうとしている上弦の月と夏の銀河という七夕の風景が当たり前だった。七夕前夜に願いを込める。

 西から雲が押し寄せてきた。星が隠れる前に急いで撮る。本来であればもっと低ISO感度で撮りたいところだが、やむを得まい。夜空に月と星と雲はあって当たり前とも言える。おかげで雲海を下に従えた剱岳と合わせて素晴らしい星景に出会うことができた。











20170827 トワイライトの剱岳

−北アルプス後立山連峰唐松岳にて−




【撮影機材】  α7RM2 + FE 50mm F2.8 Macro。

【撮影データ】 2017年8月27日19時16分撮影。
          ISO400、f/4、15秒露光。



 剱岳の上から上弦の月が照らす。西に沈む太陽の残照がトワイライトの時を飾る。おとめ座が西に沈む。

 明るく輝くのは木星、その左下にスピカ、右上にヴィンデミアトリックス、その下にポリマーなどおとめ座の星たちが見える。
 いつまでも見続けていたい景色に、ため息1つ。