2018年4月14日

αアカデミー 名古屋校
篠田通弘の写真講座
「星撮影講座」3・4
 すべて終了しました!
(ソニーストア名古屋)





(「星撮影講座3」風景 SONY IK氏撮影)




(「星撮影講座4」風景 SONY IK氏撮影)


4月14日αアカデミー名古屋校(SONYストア名古屋)で「篠田通弘の写真講座 4月こと座流星群撮影講座」(星撮影講座3、2時間)、「篠田通弘の写真講座 星景・星野写真レタッチ入門」(星撮影講座4、2時間)が開催されました。講座3には10名、講座4には7名、計17名の方にご参加いただきました。

1月27日の星撮影講座1、2に引き続いてご参加くださった方も多くいらっしゃいました。「星撮影講座1」は三脚を使用した星景固定撮影入門として、「星撮影講座2」はポータブル赤道儀を使用した星野追尾撮影入門として開催されました。今回はそれらに続いての実践編とも呼ぶべき内容でした。

4月23日未明に4月こと座流星群は極大を迎えます。サッチャー彗星を母天体とする本群は、出現数は多くはないと予想されるものの時折突発出現をみせます。今年は月が沈んだ後に極大を迎えますから、ここ数年では最良の条件です。セミナーでは流星群とは何かという基本から始まって、本群放射点のシミュレーションを通してまず4月こと群についての理解を深めていただきました。次いで撮影の基本、発展と順を追ってその手順と理論をご説明しました。当日の天候さえよければ、きっと素晴らしい流星群が撮れると思います。

星景・星野撮影後の写真を見ると、こんな印象ではなかったと違和感を感じることが多くあります。私たちが目で見る時には選択的に見ていますが、写真はすべてを写してしまいます。またいくら星空が綺麗な場所で撮影しても、必ずといっていいほど光害かぶりが写り込みます。年々激しさを増す光害には閉口するしかないのですが、セミナーでは光害の影響を軽減し、撮影時の印象に近づけるレタッチの基本について実例をあげて紹介しました。

両講座とも基本・入門という位置づけです。できるかぎり易しい内容を心がけましたが、難しく感じられたとしたら私自身の力不足によるものです。一層の精進を心に誓いました。

両講座とも帰宅されてからの復習に役立つようにと、「講座3」は36ページ、「講座4」は50ページのテキストを用意しました。膨大な印刷・製本作業でしたが、参加者の皆さんが参考にしていただけるとそれ以上の喜びはありません。
受講くださった皆さん、心よりお礼申し上げます。
これを機縁として星空を愛し、星空を大切に写真に収めようとされる人の輪が広まりますよう願っています。

またお目にかかれる日を楽しみにしています。
ありがとうございました!

                                                             (篠田通弘)