201506 梅雨の晴れ間の銀河−揖斐谷−



梅雨は空気中の塵を洗い流してくれる。
その晴れ間には、時として信じられない程の透明度の高い夜空を運んでくれる。

この夜の月の入りは2時13分、月齢は12.5と明るい。
天文薄明は2時50分。
撮影のチャンスは、月が沈んでから薄明が始まるまでのわずか40分間ほど。

月に明るく照らされる中、赤道儀を据える。
月が沈むのを待ちかねたように、満天の星空が広がった。
今にも星たちが落ちてくるんじゃないかと思えるほどの星空。
仰向きに寝転んで、星夜に身をゆだねる。

天頂には夏の銀河。
夏の大三角が存在感を示す。



Nikon D4S + AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED。
ISO800、F2.8、1分30秒露光、4枚を加算平均でコンポジット処理、プロソフトン(A)、赤道儀使用。