201504 わずかな晴れ間に星を撮る−揖斐谷−
雨また雨の4月。
そのせいか、晴れ間が広がった時は春とは思えない星空が見られる。
右下は沈もうとしているふたご座のカストル(右)とポルックス(左)。
中央下には明るく木星が輝く。
その上には獅子の大鎌、1等星はレグルス。
木星の右下には木星との最接近を数日前に過ぎた、かに座の散開星団M44プレセベ星団。
ちょうど蟹の甲羅にある宝石箱。
2015年4月11日22時57分撮影。
Nikon D4S + AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G
ED。
ISO800、F2.8、2分、4枚を加算平均でコンポジット処理、プロソフトン(A)、赤道儀使用。
201504 かに座の散開星団
木星の右下にかに座の散開星団M44左下にはM67。
木星の光を手で遮るとM44は肉眼で見えなくもないだろうが、M67は無理かな。
M67は太陽の故郷ともいわれる古い星団。
もし太陽がここからやってきたとしたら、この星団は僕たちのふるさとということになる。
ところで、このレンズはサディタルコマ収差が非常に少ない。
究極の点光源である星が、四隅でも点に写るためF2まで絞り込めば十分。
南から薄雲が広がってきたことと、間もなく出る月に追われるように慌てて撮影。
おかげでF2.8に絞ったまま撮るということに。
2015年4月11日23時10分撮影。
Nikon D4S + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G。
ISO800、F2.8、1分、4枚を加算平均でコンポジット処理、赤道儀使用。