201409 夏の名残を撮る



町の光害を避けて三脚にカメラを据える。
薄雲と町明かりの上に夏の銀河が現れた。

岐阜県の8月の晴天日数は例年の40%ほどしか無かったらしい。
僕はといえば、退院後も通院と入院中に落ちた筋力を取り戻すことにあけくれた毎日だった。
これだけ天候が悪かったら、どのみち山へは行けなかったかな、と自分を納得させる。

9月に入ってようやく天候も落ち着き、夜には一気に寒さが肌を刺すようになった。
この日は月が出るまでのわずかな時間をとらえて、夏の銀河を撮った。
デネブの近くには北アメリカ星雲も写っている。

右下にはアンドロメダ銀河。
季節は間違いなく秋に変わろうとしていた。

Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED、赤道儀使用。