20131118 川面を照らす月の雫
月齢14.6の満月が川面を照らす。
思い切り絞り込んでみる。
普段はこのような撮り方はしないけれど、今日だけは特別。
さすが満月は大きすぎて点光源にはほど遠い。
満月は明るい。とてつもなく明るい。
けれどよく見ると、満月のすぐ下におうし座のアルデバランが輝いている。
その下の雲間にはベテルギウスが輝き、オリオン座が出ようとしていた。
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何もない、というのはまちがいだった。
それが発見だ。
もしかれが、大地になにもない、
という意味でいったなら、それは正しい。
(中略)
しかし正確にいうと、
そこは闇でも何でもなかった。
目が慣れてくる と、存外、
明るいことに気づいた。
空が明るかったからだ。
日本風にいえば上弦の月である。
そして満天の星だ。
星というのは不思議なもので、
見れば見るほど、
肉眼で見える星の数が増えてくる。
山際淳司「スターハンティング 敬意をこめて、ぼくは星の輝きをおそれる。」
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月明かりが隠す星たちの輝き。
しかし山際淳司が言うように、何もないというのはまちがいだ。
どれだけ弱くても、星たちの輝きはそこにある。
どんなに弱くても、目立たなくても、決して消えることのない輝き。
僕はそんな星の輝きにあこがれる。