201207 宇宙空間の飛翔−白馬山麓−
かなり以前のことだけれど、スタートレックというドラマがあった。
宇宙大作戦と呼ばれたその1stシリーズの冒頭に、宇宙空間を飛ぶシーンがかならず登場した。
恒星間をぬうようにワープするエンタープライズに心を奪われたものだった。
それの再現を見るように、漆黒の白馬山麓に小宇宙が登場した。
※さてヘイケボタルの光跡を撮影して、ゲンジボタルともヒメボタルとも違う飛翔にとまどった。
生息環境が違うといえばそれまでだが、夕暮れ時から光り始め川筋から離れようとしないゲンジボタルに対して、10時近くまで光った後に樹木の上へと帰って行くヘイケボタルの動きは見事なものだ。
もう一つ、人がいようが、カメラがシャッターを切り続けようが、一切無関心であるかのようなヒメボタルに対して、こちらへ向かって飛んでくるヘイケボタル。
カメラのアクセスランプの明滅に反応しているかとガムテープでふさいだが、前から飛んでくるのだから関係はなさそう。
シャッターを切り続けるカメラから離れても、カメラへ向かってくるヘイケボタルの動きは変わらないので、レリーズの音に反応しているのだろうか。
白馬山麓の不思議な夜だった。