「磨崖仏 見下ろす夜空に 流れ星二つ」 −金生山明星輪寺にて− ※ふたご座流星群の極大を間近に控えたこの日、日付が変わる頃になってようやく雲がとれた。 この時刻には街明かりも少しだけ和らぎ、月のない夜空に満天の星が広がった。 天頂近くのふたご座から、相次いで流星が流れた。 磨崖仏たたずむ金生山を、静かに夜空が見下ろしていた。