2004年1月25日
岐阜県可児市真禅寺より
一昨日の降雪がウソのように晴れ渡った。しかし気温は低く、午前8時になっても氷点下2度をさしている。このところ続いている低山シリーズとして、今日は鳩吹山を歩くことにした。鳩吹山はどういうわけか夏にしか来たことがない。ともかくとんでもなく暑い山、というイメージしかない。山頂からの眺望はやはり冬に限るのだろうが、ちょっと遠いためなかなか足が向かなかったのだが、ちょうど機会があって訪れることとした。国道41号を走り元起で国道をくぐって、真禅寺参道へ着いたのが8時39分(写真左)。参拝者用の駐車場を避けて、林道を少し入った所の登山者用駐車場に車を止める。日曜日のせいかすでに10台あまりが駐車している。この分だったらすぐに満車になることだろう。鳩吹山への登山路はいくつもあるが、今日は真禅寺から尾根伝いに歩くこととする。写真右は登山道入口(8時56分)。 | |
鳩吹山ではかつて山林火災が起きている。山のあちこちに炭化物が表土となっているところもあるが、多くの市民によって植生の復元と登山道の整備が行われている。この前来たのは2年前だが、そのときよりもずっと整備が進んでいた(写真左)。尾根をしばらく歩くと岩盤の露出したピークに着く。ここにはベンチも設けられている(写真右、9時7分)。日差しは強いが気温は低い。風がないせいか、気温ほど寒くはない。むしろ汗ばみ始めているくらいだ。 | |
9時18分休憩舎に到着。すでに何組かがここで休憩をしていた。おそらく日課のようにここを訪れる人も多いのだろう、ちょっとしたハイキングコースとなっている。休憩舎をすぎてしばらく行くと、鳩吹山山頂に到着(写真右、9時20分)。山頂には雪が氷となって残っていた。山頂は静かで、もう少し気温が高ければのんびりと昼寝といきたいところだが、じっとしているとやはり寒い。三角点は三等三角点で、国土地理院の「点の記」によると点名は天神山、所在地は可児市大字土田字大脇4931番地、俗称鳩吹山となっている。 | |
山頂の眺望はあまりよくないので、少し尾根伝いに西へ行くと、岩場にさしかかる。写真左は岩場に登って木曽川と木曽川が形成した河岸段丘を見下ろした所。本当ならばこの向こうに御嶽山やアルプスが見えるはずだが、ちょっとかすんでいて見ることはできない。さて、ここから帰路を引き返すのもおもしろくないので、鳩吹山に連なる西山へと尾根に沿って歩くこととする。このあたりから日陰にはびっしりと氷となった雪が貼り付いていて、思いの外やっかいだ。写真右は西山を見る(9時24分)。 | |
9時53分、西山休憩舎に到着。休憩舎に至る最後の登りはびっしりと凍り付いた雪がついていた。休憩舎にかけられた温度計は2度を指していた。しばらく休憩したものの、あまりにあっけない到着に用意したコンロでコーヒーをわかすまでもなく、下山する。下山路は往路をやや戻ったところから下りる西山コースである。林道に下り立ったのが10時20分。そこから駐車場まで林道をのんびりと歩いた。林道の向こうには抜けるような青空が広がっていた(写真右)。駐車場着は10時31分。駐車場は満車を通り越して、とんでもない数珠繋ぎ状態だった。 |