2004年1月12日
滋賀県山東町清滝徳源院より
レリーフの等高線は20m。 |
抜けるような青空の冬晴れの日、清滝山を歩くことにした。例年ならちょっとした冬山歩きになるはずだが、今年はどこにも雪は見られない。今日は清滝山から冬の伊吹山を見ようという趣向である。写真左は清滝集落と清滝山。徳源院駐車場に車を置き、登山口に着いたのが10時16分。神社では左義長のどんど焼きが始まろうとしていた(写真右)。 | |
登山道は霜柱がびっしり。気温はまだ0度前後だろう。登山道は日陰になるため、霜柱がとけずにザクザクと音を立てている。もっとも溶け始めるとぐちゃぐちゃになって、これもやっかい。10時36分、峠に着く。「銚子口」と看板が立てられている。写真左は峠から清滝集落を見下ろした所。写真右は近江盆地を眺めたところ。写真では見にくいが、琵琶湖が遠望できる。 | |
峠でしばらく遠望を楽しんだ後、なだらかな尾根をしばらく歩くと、山頂に到着(写真左、10時46分)。山頂は2002年に再び切り開かれたため、360度の展望が楽しめる。眼前には堂々たる伊吹山の姿(写真右)。 |
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三等三角点。国土地理院の「点の記」によると点名は大平、所在地は滋賀県坂田郡山東町大字万願寺字大平784番地となっている。ちなみに点名「清滝」の三角点は清滝山山頂ではなくここから北東の尾根上にある。徳源院駐車場には車は1台もなく、当然のことながら山頂には誰もいない。のんびりとコーヒーを沸かそうとしていると、何人かが登ってきた。やはりこの好天に誘われての山歩きといった風情である。のんびりと時間を過ごして、11時44分に下山を始める。下山路はいつものように北谷へ下りる道。しばらく尾根をのんびりと歩く(写真右)。 | |
北谷へ下り立ったのが12時07分。徳源院駐車場戻る道から清滝山を振り返る(写真左)。それにしても今日はすばらしい晴天だった。帰りがけに車を止めてもう一度伊吹山を振り返った。澄んだ空気に伊吹山が浮かび上がっていた(写真右)。 *清滝山はいつ来ても低山を忘れるほどの眺望が楽しめる。ただし夏だけは暑くてかなわないので、あまりおすすめはできない。清滝山を訪れた翌日から寒波がやってきて、清滝山は再び雪景色に戻っていった。徳源院については京極氏の歴史を秘めた古刹であり、この山を訪れた際にはぜひ拝観されることをお勧めする。歴代京極家の宝篋印塔はその変遷が一目でわかり、宝篋印塔編年の基準資料となっている。 |