夏の天の川と土星・木星の出現を撮る







深夜1時過ぎまで本降りの雨。まもなく雨は上がる、という予報を信じて待つと、2時少し前に雲が切れ始めた。
月の出が2時25分、天文薄明開始が3時20分だから、ぎりぎりのタイミングだ。
大雨や強風、黄砂の飛来と悪条件が続いたこの春。この時期に撮りたい夏の天の川が思えように撮れない。
この夜も、雨上がりだけあって湿度が高く、結露も酷かった。

右の山際から土星と、その後を追って木星が顔を出した。南へ下り始めた雲の向こうには、月齢24の月が空を照らし始めていた。
残念ながらみずがめ座η流星群は逃したが、夏の天の川が撮れたことに感謝。

今日はこれからアル・プラザ鶴見店で「金生山ヒメボタル写真展」の設営。
往復80㎞は遠いなぁと思いつつも、定職に就いていた頃は毎朝4時半に起床、5時半に家を出て、往復70㎞以上を通勤する毎日だった。
睡眠6時間に満たない毎日だったが、事故を起こすことなくよく通ったものだと思い返しつつ、無茶苦茶な生活は今も変わらないかなと思ったり。
明るくなり始めた空を見上げながら撤収した。




2021年5月6日03時08分撮影
α7M3+FE 12-24mm F2.8 GM、12mm、ISO3200、f2.8、30秒×4枚を加算平均コンポジット、LEE SP-31 ソフト №1使用、長秒時ノイズリダクションなし、Raw、赤道儀で恒星追尾撮影