冬の星雲を撮る

−オリオン座の燃木星雲(NGC2024)と馬頭星雲(IC434)−



冬型の気圧配置で連日雪ならともかくも。
まるで春の長雨のような毎日に、1月に入って星空は数えるほどしか見られない。
せっかくの新月期に向かおうというのに、
残念というほかはない。

そんな中、
この日は星空が天を覆い尽くす貴重な夜だった。

夕方までの強風も収まり、大気の状態は安定した。
その代わりに猛烈な寒さで、深夜には氷点下3℃まで気温は下がった。
保温していない所はみるみる凍り付いていくが、風がないのでそれほど寒さは感じなかった。
いや星空が寒さを忘れさせてくれた、というべきか。

この星空さえあれば我慢できる、と強がりを呟いてみる。
美しい星空だった。


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2020年1月21日23時05分、揖斐谷。
カメラ SONY α7M3(HKIR改造)
鏡 筒 SD81S、SDフラットナーHD+レデューサーHD、625mm×0.79(F7.7→6.1)
赤道儀 SXD2、ノータッチガイド
ISO 3200、1920秒(60秒×32枚)