20150215 冬の晴れ間、揖斐谷から銀河を撮る



体の具合が悪く終日寝ていた。
夕方近くになって、ようやく起き出して外を見ると久しぶりの冬晴れ。
ほんの少しだけだからいいだろうと、勝手な理屈をつけて外に出た。

この日の天文薄明は19時01分。
十分に暗くなっていることを確かめて、2時間だけ撮ることにした。

日が陰ると、たちまた凍りついていく。
冬晴れの夜は厳しい寒さが待っている。

国道を通る車や、道の駅を煌々と照らす照明が反射して、木々は真っ赤。
深夜になれば照明は消えるのだが、秋の名残の銀河はあっという間に隠れてしまう。
やむを得まい。

西の山際に上る淡い秋の銀河。
銀河の中央にペルセウス座。
ペルセウス座の二重星団とアンドロメダ銀河のほぼ中央に、北上を続けるラブジョイ彗星(C/2014 Q2)が輝く。
最接近を過ぎて遠ざかる彗星は、もう肉眼では見えない。

砂粒からダイヤモンドを探すようなものだが、見つけられるだろうか。


2015年2月15日19時16分撮影。
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED。
ISO800、f2.0、60秒、赤道儀使用。