金華山(330m)
2004年11月23日
岐阜市達目洞より

レリーフの等高線は20m。スケールの単位はm。

もうすぐ冬だというのに、秋の好天が続いている。久しぶりに朝寝坊したので、高い山は無理。そこでふらっと金華山を登ることにした。達目洞のいつもの所に車を止めさせていただく。今日はここから達目洞を奧へ入って東坂コースを歩くことにした。まずは達目洞を奧へ(10時48分、写真右)。
少し林道を歩くと、案内板があった。さらに登ると、鼻高コースへの分岐を案内する指導標があった(11時01分、写真右)。
岩戸からのハイキング道と合流する尾根までは、ほんの一息(11時05分、写真左)。ここから金華山へ一直線というのもおもしろくないので、反対の南へ伸びる尾根に取り付く。あまり人は来ないみたいだが、それらしき道はある。しばらく急登を登ると、岩盤が露出した尾根に出た(11時19分、写真右)。
さらに尾根を登ると標高232mのピークに出た(11時23分、写真右)。視界を遮るものはなく、絶好の金華山ビューポイントである(写真右)。
目を西に転じてみると、瑞龍寺山が見える(写真右)。子どもの頃は、少しずつ場所を違えて、水道山、梅林山、瑞龍寺山、権現山、そして金華山と呼んでたことを思い出す。ところでこの323mピークだが、江戸期の絵図「稲葉山城趾之図」(井奈波神社蔵)によると「鷹ノ巣」と記されている(写真右)。文字通り、鷹ノ巣があってもおかしくないような、岩場だ。
「鷹ノ巣」から峠まで下り、東坂コースを上る。家族連れがたくさん訪れていて、市民のハイキング道だった。途中でハイキング道から分岐してちょっとした岩場を歩くこともでき、結構楽しめた(写真右)。
岩場から達目洞を見下ろす(写真右)。頭の上には岐阜城が迫ってきて、なかなか楽しめるコースだ。東坂コースは尾根を登ることになるが、地形図から推定された城郭遺構は、ここには確認することはできなかった。狭いやせ尾根であることと、山頂直下が急峻であることによるものだろうか。この点、もう1本西の所謂「松田尾」との違いがある。
12時16分、山頂遊歩道に到着(写真右)。山頂の紅葉は青空に映えて美しかったが、紅葉する前に落葉している木もあり、不順な天候の影響が伺えた(写真右)。
山頂でのんびりしてから、西山コースで下山。鼻高尾根から西山を見る(写真左)。西山山頂から金華山を振り返った時には、もう日が傾きかけていた(写真右)。駐車場へ下り立ったのが、14時57分だった。
※東坂コースは市民ハイキングの道で、たくさんの人が訪れていたが、「鷹ノ巣」では誰一人として出会わなかった。金華山のビューポイントとして絶好の場所。新しい金華山を見たような気がした。