村居田古墳(伝息長陵)復元推定図

敏達天皇皇后息長廣姫の陵墓として伝承される村居田古墳を横山丘陵から見下ろす。「皇后廣姫息長陵之図」(宮内庁書陵部所蔵)には周囲に前方後円形の区画が描かれている。江戸時代に開墾され、家形石棺が出土したと伝えられるが、その他の出土遺物は不明である。上図は横山丘陵から見下ろした村居田古墳と「皇后廣姫息長陵之図」を照らし合わせて、復元推定した村居田古墳の全容。年代は不詳ながら、全長100mを超す前方後円墳であったことは間違いないだろう。