花房山(1189.5m)
2004年6月12日
長野県小谷村・白馬村

台風に追われながら、昨晩遅く白馬村着。お世話になったのは白馬山麓の夏の定宿となったアルペンロッジ岳都さん。夏の登山と違って、朝はのんびり。9時近くになって岳都さんを出発した。今日は朝から雨の中、栂池自然園へとゴンドラ・ロープウエイを乗り継ぐ。10時27分、ビジターセンター着(写真左)。一面雨とガス。カッパを着込み、栂池自然園へ(写真右)。
今日のお目当てはミズバショウ。夏のお化けミズバショウではなく、かわいらしいミズバショウ。
雪解け水のほとりのミズバショウとリュウキンカ。
雪が溶けた斜面にはショウジョウバカマが顔を出していた(写真左)。楠川への散策路の木道はまだ雪の下(写真右)。帰りには、このあたりで買ったばかりの新しいアイゼンの試着をして、雪と戯れてしまいました(写真右)。
楠川は雪解け水がいっぱい(写真左)。今日は展望湿原へはあきらめて、ここで簡単な昼食。幸い雨も上がってきた。帰りには雨も上がり始め、少しずつ明るくなってきた(写真右)。
木道横には、夏にはお目にかかれないワタスゲの花。夏に目にするあのワタは花穂で、これが本当の花。
ビジターセンターで着替えて、ロープウエイからゴンドラに乗り継ぐ道を歩くと、道の横にザゼンソウがひっそりと咲いていた(写真左)。まさかこんな所でお目にかかれるとは。またサンカヨウもたくさん花をつけていた(写真右)。
ゴンドラを下りて、車を猿倉へ走らせる。夏はマイカー規制で入れない林道も、まだ規制外である。写真左は猿倉荘(15時09分)。林道へ登山道を少し上り、あとは白馬尻へと続く林道をしばらく歩く。ゴーゴーと雪解け水が流れる谷を、砂防堰堤にかかる木橋を渡った所に、なんとシラネアオイの群落を発見した(写真右)。私有編の花はニリンソウかと思ったが、よく見るとサンリンソウの群落だった。今回の白馬行きで唯一見ることのできたシラネアオイである。満足して、暗くなりかけた林道を猿倉荘へと戻っていった。

※今回の白馬行きの前半は栂池自然園と猿倉トレッキング。あいにくの天候で、傘を差しながらの撮影行だったが、結構楽しむことができた。新しい試みとして、掲示板へ携帯電話からリアルタイムで速報したけれど、みなさん見てくれたかな?見られなかった人へ、以下に採録です。

中央道走行中です 投稿者:WAKO  投稿日: 6月11日(金)20時39分55秒
白馬へ向かってます。台風から変わった低気圧の影響で家から羽島まではすごい雨でしたが、ここ土岐は雨も降っておらずCDを聞きながら快適に走行中です。空は不気味な雲。天気と気温が心配ですが明日明後日と白馬から投稿します。お楽しみに。白馬到着は午前零時頃かな。
白馬報告その@念願の水芭蕉見ました。 投稿者:wako  投稿日: 6月12日(土)13時25分13秒
いつもは夏の巨大化したお化け水芭蕉しか見たことがなかったけど今回は初々しい水芭蕉と雪原歩きを堪能しました。ガスったり晴れたり雨が降ったり目まぐるしく天気が変化し、一瞬のチャンスを逃さないようにしてたら、カメラの電池が無くなっちゃった。なんていうこと。まだ一杯撮りたいのに。夕べ充電しておけば良かった。後悔後悔。
白馬報告そのA 投稿者:wako  投稿日: 6月12日(土)15時31分18秒
分かる人限定の話だけど栂池ロープウェイを降りてからゴンドラ乗り場へ向かう途中、お化け水芭蕉と一緒に咲くザゼンソウとサンカヨウの花を見つけました。行きには気付かなかったから超うれしい。初めて見て感激。これからまた花を探しに移動します。それにしても擦れ違ったギャルの格好にはビックリ。半袖のTシャツにGパン、ミュール履き。自然園に行くのにあれで行くのかな。信じられない。私なんか下に降りてきてもまだ合羽着てるもんね。第二の目的地猿倉を目指してこれから移動します。猿倉レポートはまた後で。
白馬報告そのB 投稿者:wako  投稿日: 6月12日(土)18時10分24秒
日本三大雪渓の一つで夏になると長蛇の列になる白馬大雪渓の入口 猿倉から1時間くらい歩いてきました。シーズン中は車輌規制で入れないけど、この時期はまだ入れます。村営猿倉荘から数分歩くと林道に出ます。沢は雪解け水がゴーゴーと流れており、道端にはギンリョウソウ、ユキザサ、サンリンソウ、サンカヨウが咲き単純な林道歩きの気を紛らせてくれます。栂池自然園のシラネアオイが見られなくて明日の八方尾根トレッキングの楽しみにしてましたが、ラッキーな事にここで見る事ができました。思ってた以上に大きな花だった事がへぇ〜です。